ABOUT

オリオン活版印刷室について

活版印刷の文化を山梨で

「印刷文化の継承と、甲府の街ににぎわいを。」
そんな想いからスタートしたオリオン活版印刷室。

山梨県初の活版印刷工房であるオリオン活版印刷室は、活版印刷を自身で体験し、印刷技術を継承していく場として生まれました。

その始まりは、甲府中心街の空きビルだった一室との出会いと、岐阜から来た活字たち。かつての活躍を大いに感じさせてくれる味わい深い二台のテキンが集まったところから始まりました。

現代は、デジタルが溢れる便利な世の中です。
しかしながら不便だからこそ、より想いが伝わるものがあるのではないでしょうか。
「古くて、あたらしい」をコンセプトに、皆様の想いをたくさんのカタチにしていきたいと私たちは考えています。

今失われつつある「活版印刷」の文化の継承を次世代に繋ぐ場所として。また、人の流れを創出し、様々なカルチャー文化が溢れる甲府の街にしていくのがオリオン活版印刷室の役目です。

活版印刷を通して多くの方々との素敵な出会いがあることを楽しみにしています。
ぜひ一度、訪れてみてください。

創業七十年の
印刷会社があえてなぜ、
いま活版印刷を?

今から約七十年前、株式会社オズプリンティングの初代会長が戦後の混乱期において、その日の糊口をうるおす為に鉄筆一本で、銅板に文字を削り書きしながら印刷をしていく「ガリ版印刷」をたった一人で始めたことが私たちの始まりでした。
その後二代目では、高度経済成長の流れと共にいかに効率よく、そして大量に印刷をしていくか、競争の激しい時代へと大きく変遷していきました。
そして、令和の現代。
環境への配慮によるペーパーレス化への機運、デジタル化への急速な浸透に伴い、印刷が主となる紙媒体に対する需要というものは、残念ながら減少傾向であります。
しかしながら私たちは、紙だからこそ伝わるものがまだまだあると信じています。
紙がもたらす「紙の優位性」を改めて見つめ直し、印刷技術のすばらしさや面白さを皆様に知ってほしい!
山梨県産和紙の伝統と印刷技術の継承も含め、このあたりで「原点回帰」を一緒に楽しみませんか?
「古くて、あたらしい」活版印刷の世界にどうぞ、みなさまお気軽にお立ち寄りください。

スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

活版印刷には、
人の手のぬくもりを伝えられる
魅力がつまっています。

凸版技術

活版印刷(レタープレス)は、印刷の種類の中の「凸版(トッパン)」に分類される技術です。凸版とは、版の盛り上がった部分にインクが乗り、それを紙に押し当てるという印刷技法です。印刷部分が凹んでいるのも活版印刷の最大の魅力でもあります。
凹んでいるので一般的な印刷とは異なり、見た目は立体的でなおかつ用紙のやわらかさも実感でき、手作業のぬくもりを大いに感じる事が出来ます。

グーテンベルクが活版で最初に印刷した
「四十二行聖書」(1455年)のページ

歴史

活版印刷の発祥には諸説ありますが、東洋で生まれたというのが一般的なようです。
まず東洋の活版印刷では中国や朝鮮で膠泥や銅、木を使ったものが十一世紀から十四世紀の間に開発されました。しかし漢字文化圏という事もあり膨大な数の活字が必要とのことであまり広く定着はしなかったようです。
一方、西洋では十四世紀頃にドイツのヨハネス・グーテンベルクが金属活字や、ぶどう絞り機からヒントを得たとされる印刷機の開発などで、多くの書物が制作され、ヨーロッパの文化が発展するきっかけになっています。
日本での本格的な定着は、幕末から明治にかけて。
通訳者であった本木昌造がオランダの活版技術に魅せられ、日本語の活字開発に注力したことが近代の活版印刷術の始まりでした。
一九七〇年代以降に写真植字やDTPが現れるまでは、文字印刷の主流となりました。
残念ながら現在は、その数は減り、かつての商業印刷の中心を担う役目は終えてしまっていますが、活版印刷がもたらす独特の味わいには、現在の印刷にはない魅力が沢山あります。
相手を思い、活字を拾う。インキの乾きを待つ時間も魅力です。

活字

活版印刷に用いられる文字の型を活字と言います。角柱の頭頂部に文字や記号を鏡文字で突起させており、この部分が印刷面となります。
鉛、亜鉛、アンチモンを使用した合金を活字鋳造機の炉で溶かし、母型という文字の型に流し込み造ります。活字は、英語圏ではアルファベットのみですが、日本語となると記号の他に漢字・平仮名・カタカナと多くの文字を用意しなくてはなりません。膨大な数です。ちなみに活字を鋳造してくれる活字屋さんは、現在日本でたったの二件しかありません。職人の技術と心の文化が途絶えないよう、活版印刷の魅力を伝えていきます。

オリオン活版印刷室では、
活版印刷の文化を体験できます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

TEL 055-234-5527

お電話でもお問い合わせを承っております。

営業時間 10:30〜18:00
定休日 月曜日・木曜日・祝日